過去に携帯電話から発信したツイートを見返して発見☆
算数・数学では計算問題だけでなく、文章問題も出題されます!
その文章問題は日本語という文章を数式に修正する力が求められています。
(いわゆる、応用)
「算数・数学で国語の力もないと文章問題も解けない!」
という話はよく聞いてきました。
でも生きた事例がなくて「間違いではないけど、でも実感が湧かない!」という人もいるのではないでしょうか?
私も当然、その感覚が強かったです。
でも去年、小学生を指導してて
「算数・数学において国語の力が大切ってのは本当だなぁ!」
と身を持って味わえました。
その私の生きた例をご紹介します。
問題)
船の底からレーダーで音波を出して跳ね返ってくるのに2.8秒かかります。水中での音波の速さは秒速1500mです。海の深さは?
小学6年生の算数の問題です♪
ちょっと考えてから続きを読んでみて下さい☆
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小学生に対して解法を書いたノートの写メ!

この問題が分からないと言っていた小学生は
「海の深さをどうして『速さ×時間』で求められるのかがわからない!」
という悩みを抱えていました!
それなので、私は解法にこの天を強調しておきました!
「深さ=船の底から海の底までの距離
だから距離=速さ×時間の出番」
これをきちんと強調したらその小学生さんはすぐに納得してくれました♪
「深さ」という言葉だけで考えていると「距離=速さ×時間」は浮かびにくいと思います!
それなので、「深さ」を「船のそこから海の底までの距離」と表現を修正しました!
この問題で無意識的に「『距離=速さ×時間』の出番だ!」と出来る人というのはこの事を意識しないで理解しているからだと思います。
だから、この問題が解けない人はこの言葉の変換が出来ていないから「距離=速さ×時間」を使うことと関連性が分からないのです。
音波は秒速1500mで2.8秒で戻ってくる!
だから、1500m×2.8秒=4200m
距離は4200mと分かった!でも、これは往復分!海の深さは片道だけ!だから半分にしないといけない!
4200m÷2=2100m
答え)2100m
この問題で「深さ=船の底から海の底までの距離」という言葉をチェンジして
「あぁ、本当に算数・数学にも国語の力って必要なんだなぁ!」
と私とその小学生共に実感できたのです☆
「深さ」を「船の底から海の底までの距離」と言い方を変えるのは、レトリックとも言います☆
言っていることは同じだけど、表現方法を変えるレトリックは算数・数学でも大切なのを感じてくれたらと思います☆