この算数・数学ブログを開始するキッカケとして
17歳で有名な声優・井上喜久子お姉ちゃん、
その娘の井上ほの花さんが関係している
という話もさせてもらいました☆
※詳細
http://logic-math-quest.seesaa.net/article/446881272.html
自分が算数・数学嫌いだったけど、
昭和時代の数学者・遠山啓さんのお陰さま
という話をしました。
※詳細
http://logic-math-quest.seesaa.net/article/447133098.html
そして、その遠山啓さんのメッセージは
子供時代、
「総理大臣になって算数をこの世から無くすこと」
という夢があった井上喜久子お姉ちゃんに読んでもらえたら
という思いを込めて、
ちょっとした物語(妄想(笑))を書かせてもらいました☆
※詳細
http://logic-math-quest.seesaa.net/article/473322228.html
こうやっていくつかのブログ記事で
「遠山啓さんのメッセージはかつて算数・数学嫌いだった自分に
大きなキッカケを与えてくれた上に、
かつての自分と同じ様に
「算数・数学が嫌い」
と言っていた教え子たちも
共感してくれた!
という話もしてきました。
せっかくなので、これまでの教え子たちをメインに
遠山啓さんのメッセージに対する声を
ここに載せておこうと思います☆
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自分は勿論、算数・数学嫌いで生きていた教え子たちも
共感していた、遠山啓さんのメッセージ☆
数学は特別な言語である
人間がコトバを使いはじめて、
他人とのあいだに意志や
情報の交換をはじめたころから、
他の動物とはっきり区別された存在になったとすると、
それは数十万年もむかしのころであっただろう。
コトバは人間を他の動物から区別する
大切な特徴なのである。
ところで、数学と言う学問がいつごろ生まれたかを定めるのは
大へんむづかしい。どんな未開人でも1,2,3、…ぐらいまでの
数のコトバを知っているのだから、それはもう数学のはじまり
といってもよい。
そうだとしたら数学は何万年もむかしからあった
と考えてもよいだろう。
しかし、よほど少なく見つもってみても
5000年ぐらいむかしにはもう小学校で教えているくらいの数学は
立派に出来上っていたとみてよいだろう。
古代文明を作り出したエジプト、バビロニア、インド、中国など
でもかなり高度の高い数学がつくり出されていたのである。
このように数学は言語とよく似た性質をもっている、
というより、ある特別な言語であるといってもよいだろう。
記号化
特殊な言語としての数学もこの記号化の方法を積極的に利用する。
その点では普通の言語よりもはるかに徹底しているのである。
たとえば「三角形ABC」などという代りに「△ABC」と書くが、
「三角形」よりは△のほうがはるかに鮮やかに簡潔に意味を伝えることができる。
そういう点からみると、数学のなかに使われる記号は単純化された絵であるといったほうがよい。
これに似たものを強いてあげると、近ごろ都会の街頭でよく見かける交通標識がある。
交通標識は瞬間的に意味を伝える必要上、
字を読ませるのでは間に合わないので、
直截簡明に意味を伝える単純化した絵が利用されるのである。
つまり、それは新しい象形文字なのである。
たとえば「等しい」という意味は水平の2本棒「=」で表されるが、
この記号は、今から100年くらい昔から使われている。
この記号をはじめて考案した人は、
並行で長さの等しい直線ほど等しいものはないから、
これを「等しい」ことを表す記号に使ったという。
「たす」は「+」、ひくは「-」
というような記号であらわされているが、
「2たす3は5に等しい」
と書くのと
「2+3=5」
と書くのはどちらがわかりやすいかを考えてみるとよい。
=や+の意味を一度覚えてしまったら、2+3=5の方が
はるかにわかりやすいことをだれでも納得できるに違いない。
交通標識も象形文字だから外国人にもすぐわかるように、
数学の記号もやはり国境をこえて理解される。そういう意味で、
数学の記号は国際的な象形文字なのである。
だから、数学者はうまい記号を考えるのに熱心である。
(中略)
数学で使われている記号は長い間の洗礼を経てきたせいも
あって、たいていは覚えやすくできておる。
たとえば、大小を表す記号<も、開いているほうが大きく
閉じている方が小さいことを意味している。だから
2<3
とあれば「2は3より小さい」もしくは
「3は2より大きい」
という意味である。
しかも覚えなければならない記号はそれほど多くはない。
いちど記号を覚えてしまったら、後は楽々と理解できる。
数学を勉強しようとして、はじめにでてくる記号でつまずいて
投げ出してしまう人があるが、それは間違いである。
数学の記号は割合によくできているし、また数も少ないので、
少しぐらいは我慢して覚えなければいけない。
それは一苦労であろうが、新しい外国語を勉強するさいに、
単語をおぼえる苦労にくらべると物の数ではないのである。
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懐かしさを味わう意味も込めて、
私が送ったメールも転載☆
----- Forwarded Message -----
From: "logicreator@yahoo.co.jp"
To: <@docomo.ne.jp>
Date: 2013/12/1, Sun 14:04
Subject: 数学学者・遠山啓さんのお話
なみちゃん
logic@サプライズ家庭教師です☆
大学受験生の資料作りの片手間に数学に悩める中学生、高校生
の悩み解決する資料がちょいとできたので送りますね☆
今年2月からみぃちゃんを指導してた時以上に、
今まで以上に数学に対する価値観が私の中で
変わり始めております。
今はもう亡くなってしまった方なんだけど、数学学者の
遠山啓(ひらく)さんと言う人に巡り合ってからです。
今年2月に某BOOK・OFFで遠山さんの本を
「数学かぁ!確かに、この春から中学生になるのもいるし、
ちょっと読んでみますか!」
と軽い気持ちで読んでみたら、衝撃だらけでした!
数学やってる人は私たちが理解するのには負担が重い
数学の専門用語とかばかり使ってきて、気難しいって
私は思ってました。
でも、遠山さんは、庶民の言葉で分かりやすく、実例も
納得いくものばかりでした♪
それを今回、抜粋しておきます☆
留学アドバイザーの栄陽子さんって方が
※「さかえ・ようこ」であって「えいようし」ではありません♪
私、「えいようし」って読んでしまいました、最初(^^;
「アメリカの大学では文系と理系の区別があまりない」
って言ってて、それに対する根拠が出てきた感じです。
http://www.ryugaku.com/
私の今の教え子何人かに見せてきたら
「確かにね!」
「こういう話に早く巡り合ってたら、もっと数学を好きになってたかもしれない」
と言う声が続出です☆
私の中で遠山さんの
「数学の記号は象形文字で、交通標識と同じ」
という例えが衝撃走りました☆
みぃちゃんが呪いビームを掛けたくなる数学と言う学科に
少しでも好影響を及ぼせる事を願いつつ☆
それを実感させる遠山啓さんの文章は以下になります☆
「新数学勉強法」
遠山啓 講談社
より
https://amzn.to/39hN4NR
其の1
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・数学は特別な言語である
人間がコトバを使いはじめて、他人とのあいだに意志や
情報の交換をはじめたころから、他の動物とはっきり区別
された存在になったとすると、それは数十万年もむかしの
ころであっただろう。コトバは人間を他の動物から区別する
大切な特徴なのである。
ところで、数学と言う学問がいつごろ生まれたかを定めるのは
大へんむづかしい。どんな未開人でも1,2,3、…ぐらいまでの
数のコトバを知っているのだから、それはもう数学のはじまりと
いってもよい。そうだとしたら数学は何万年もむかしからあった
と考えてもよいだろう。
しかし、よほど少なく見つもってみても5000年ぐらいむかしには
もう小学校で教えているくらいの数学は立派に出来上っていたと
みてよいだろう。
古代文明を作り出したエジプト、バビロニア、インド、中国など
でもかなり高度の高い数学がつくり出されていたのである。
このように数学は言語とよく似た性質をもっている、
というより、ある特別な言語であるといってもよいだろう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
其の2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・記号化
特殊な言語としての数学もこの記号化の方法を積極的に
利用する。その点では普通の言語よりもはるかに
徹底しているのである。
たとえば「三角形ABC」などという代りに「△ABC」と書くが、
「三角形」よりは△のほうがはるかに鮮やかに簡潔に
意味を伝えることができる。
そういう点からみると、数学のなかに使われる記号は
単純化された絵であるといったほうがよい。これに
似たものを強いてあげると、近ごろ都会の街頭でよく
見かける交通標識がある。
交通標識は瞬間的に意味を伝える必要上、字を読ませる
のでは間に合わないので、直截簡明に意味を伝える単純化した
絵が利用されるのである。つまり、それは新しい象形文字なのである。
たとえば「等しい」という意味は水平の2本棒「=」で
表されるが、この記号は、今から100年くらい昔から
使われている。この記号をはじめて考案した人は、並行で
長さの等しい直線ほど等しいものはないから、これを
「等しい」ことを表す記号に使ったという。
「たす」は「+」、ひくは「-」というような記号であらわされているが、
「2たす3は5に等しい」
と書くのと
「2+3=5」
と書くのはどちらがわかりやすいかを考えてみるとよい。
=や+の意味を一度覚えてしまったら、2+3=5の方が
はるかにわかりやすいことをだれでも納得できるに違いない。
交通標識も象形文字だから外国人にもすぐわかるように、
数学の記号もやはり国境をこえて理解される。そういう意味で、
数学の記号は国際的な象形文字なのである。
だから、数学者はうまい記号を考えるのに熱心である。
(中略)
数学で使われている記号は長い間の洗礼を経てきたせいも
あって、たいていは覚えやすくできておる。
たとえば、大小を表す記号<も、開いているほうが大きく
閉じている方が小さいことを意味している。だから
2<3
とあれば「2は3より小さい」もしくは
「3は2より大きい」
という意味である。
しかも覚えなければならない記号はそれほど多くはない。
いちど記号を覚えてしまったら、後は楽々と理解できる。
数学を勉強しようとして、はじめにでてくる記号でつまずいて
投げ出してしまう人があるが、それは間違いである。
数学の記号は割合によくできているし、また数も少ないので、
少しぐらいは我慢して覚えなければいけない。
それは一苦労であろうが、新しい外国語を勉強するさいに、
単語をおぼえる苦労にくらべると物の数ではないのである。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
長かったかもしれないけど、いかがでしたか?
私が衝撃走ったという気持ちが少しでも感じてくれたら
幸いです♪
次回は、受験アドバイザーしている和田秀樹さんのお話を
送るつもりですので、お楽しみに☆
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なみちゃんからの返事
----- Forwarded Message -----
From: "@docomo.ne.jp" <@docomo.ne.jp>
To: logicreator@yahoo.co.jp
Date: 2013/12/1, Sun 15:31
Subject:
数学の考え方が普通の人と違ってよかったと思いますぴかぴかぴかぴか
あのように考えれば、前よりは、数学への考えは、少しよくなると思います。
いい資料でした!!